ここのところ、私の周りはベビーラッシュ。

 

赤ちゃんが産まれたって聞くだけで、

こちらも幸せな気持ちになりますよね。

 

命の誕生は、何にも勝り素晴らしいこと。

 

長い不妊治療を経ての出産も、

最近は増えてきていますよね。

 

喜びもひとしおだとおもいます。

 

だけどその一方で、

産後のママたちは、過酷な状況を強いられています。

 

少しでも、

出産後のママたち、パパたち（※重要）のお役に立てればと思い、良かったら読んで下さい。

 

 

産後のママたちの過酷な状況って、あまり前面に出てこないですよね。

 

赤ちゃんを産むと母性が芽生え、自然と優しいお母さんになれる。。と思われていて、

 

産後気持ちが不安定になったり、沈んだりとうつっぽくなると、

「なんで私だけ？」「なんでみんな上手くやって幸せそうなのに。。」

 

と思ってしましますが、

実際は産後のママの7割以上が、不安定になったり、うつっぽくなるそうです。

 

そして、その原因は、

 

☑長すぎる労働時間（家事育児も労働です）

 

☑極度の睡眠不足（続けて寝れるのは最長で2時間は当たり前）

 

☑小さい赤ちゃんの命を守る責任の重さ

 

☑初めてのことだらけの不安

 

☑社会（友人）との断絶

 

☑自由な時間は皆無

 

と、ざっと外側をみても十分に過酷な状況です。

 

そして、身体の中は、

いわゆるホルモンバランスの乱れと一言で言われがちですが、

 

☑産後は女性ホルモンが急降下（寂しさや不安を感じやすくなります）

☑オキシトシン増加による怒りや攻撃性が出てくる（子どもを守るための母親の自然のもの）

☑母乳に栄養を取られるために栄養不足気味

 

ということがおきています。

 

この中でも、最近わかってきたオキシトシンの攻撃性はかなり影響大なのではないかと思っています。

 

母乳をあげているときはオキシトシンというホルモンがたっぷりでています。

 

 

オキシトシンと言えば、幸せホルモン、母性のホルモン、安心のホルモンと　「癒しのホルモン」言われてますが、

 

攻撃性を強める作用があることが最近わかってきています。

 

 

夜泣きをしている赤ちゃんを抱っこしている横で、

いびきをかいてグーグー寝ている旦那さんに殺意を覚える

 

なんて話は、このオキシトシンの影響なんですね。

（オキシトシン　攻撃性と検索してると、すぐに情報が出てきます）

 

こうして、書いてみると本当にママたちは大変で、普通の状態ではなく、

緊急事態なんです。

 

 

オキシトシンの影響なので、産後すぐから母乳を飲ませてる間は続きます。

 

 

赤ちゃんのお世話の間に、必死に夕食の準備をしたのに、

「今日は食べて帰るわ！」なんてＬＩＮＥきた日には。。。。　ね。。。

 

 

あんなに好きで結婚したのに、

旦那さんのことが腹がたって、ムカついて仕方がない！！

 

帰ってきた旦那さんに、

「私はこんなに大変なのに、何考えてるの？　父親の自覚あるの？」と、とめどなく怒りが出てきます。

 

そして、

旦那さんは旦那さんで、

ママがこんなに緊急事態になっているのがわからないから、

 

「俺だってつきあいがあるんや！！」とか、言い返した上に、

「妻が変わってしまった」と思うわけです。

 

そして、断乳するまで、こんなやりとりが繰り返し行われ、

 

お互いに結婚相手を間違えたと思い、

 

 

産後クライシスと呼ばれ、

 

離婚に至るカップルも出てきてしまうか、

冷めきった夫婦になるか、

妻の恨みとして熟年離婚を迎えるか。

 

 

ママもパパも、

この産後の緊急事態を知ることはすごく大事で、

 

ママの怒りの原因は、なんと言ってもこのオキシトシンの攻撃性の作用なのです。

 

オキシトシンの攻撃性の作用で、

産後しばらく旦那さんのことをキライになってしまうのです。

 

 

では、

対処方法は？というと、

 

ママの話を、パパがじっくり聞く時間を毎日続けていると、

攻撃性や怒りは落ち着いてくるという実験結果が出ているそうです。

 

 

つまり、

ママは、自分は何も悪くないということをしっかりと理解した上で、

自分を責めることなく、自分をいたわり、周りに協力してもらいながらできるだけ休息を取ることです。

 

 

パパは、ママが緊急事態だということを理解した上で、

ママにやさしく、ママをいたわり、ママの話を聞いてくださいね。

 

 

女性ばかりが我慢をする時代はもう終わっています。

 

こんなに大変なことが起きているので、

ママは、みんなから大切にされなければ壊れてしまします。

 

 

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そして、

この話を、若いパパにしたところ、

「今、僕が一番聞きたいことでした」。。と。

 

 

「知らなければ、妻を責めてたかもしれません。」と。

 

 

ママにも、

パパにも、是非知ってほしいです。

 

そして、夫婦が仲がいいということは、

子どもにとって最高の安心感になることも知っていてくださいね。